『ロンドン・ブルバード』ネタバレ感想評価 ぐだぐだブリティッシュ・ノワールの決定版!


『ロンドン・ブルバード -LAST BODYGUARD-』予告編動画

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『ロンドン・ブルバード』作品情報

2010年イギリス映画。ケン・ブルーウンの小説『ロンドン・ブルヴァード』を原作とした犯罪ドラマ。キングダム・オブ・ヘブンの脚本家ウィリアム・モナハンの初監督作。出演は「トータルリコール」のコリン・ファレル、キーラ・ナイトレイ、デヴィッド・シューリス。

『ロンドン・ブルバード』あらすじ

3年の刑期を務め上げて出所したミッチェル(コリン・ファレル)は、二度と塀の中には戻らないと心に誓う。裏社会とのつながりを断つためにもまともな仕事を探していた彼は、偶然元女優のシャーロット(キーラ・ナイトレイ)のボディーガードに採用される。だが、ミッチェルの活躍がギャングのボス(レイ・ウィンストン)の目に留まり…。

『ロンドン・ブルバード』ネタバレ感想・評価

※ネタバレが多少含む感想と評価です。ラストのネタバレはしていません。

ハリウッドでも活躍しているアイルランド人俳優コリン・ファレル出演の『ロンドン・ブルバード』はロンドンを舞台にした作品です。

ロンドンの街並みを背景にスタイリッシュな映像で一見オシャレ系犯罪映画だと思わせますが、それはほんの一瞬で、一言でいうとクソみたいな映画です。フィルムノワールと言えば聞こえはいいですが、ただのC級映画です。こんな映画作っちゃダメよ、というお手本のような映画です。感想とか評価とか言ってる場合じゃありません。

まず物語がハチャメチャめちゃくちゃ。というか物語として成立しているかも怪しいです。

『ロンドン・ブルバード』では主人公のハリーが、ある女優(キーラ・ナイトレイ)のボディガードを頼まれます。しかし、女優のボディガードのはずなのにボディガード的な事は一切しません笑。

しかも刑務所から出所したばかりで足を洗いたいはずなのに、旧友のワル仲間とチンピラみたいなヤバイ仕事をあっさりとします。そして、気が向いたら女優宅にいるという始末。本当に良くわからない奴です。

そんな適当な奴ですが、なぜか女優にめっちゃ気に入られ、恋人になってしまいます。

そしてギャングのボスにも気に入られて、仲間になれとしつこく誘われます。そのボスと激しい口論をしたはずなのに、次のシーンでは仲良くお食事しています。そしてまた、キレて口論して、食事の途中で出ていきます。なら初めから食事いくなよ笑。もうめちゃくちゃです。

カットすべきシーンをカットしていないので映画として成り立っていません。

だいたいボディーガードと女優が恋に落ちる設定なら、もっとボディガードとしての役割を演じるシーンを入れろよ、と言いたい。彼女を守るシーンとか。そんな場面はありません。おしゃべりしているだけです。たいした会話でもないのに、何故か女優はめっちゃ心を開きます。

そして最後は急にとんでもない殺人鬼になって、どうでもいい奴も殺しちゃう。

こんな感じで映画『ロンドン・ブルバード』はめちゃくちゃにストーリーが進んでいくので、終始ぽかーんの連続。観客置いてけぼりすぎ。俳優の無駄遣いすぎ。

キーラ・ナイトレイは可愛かったけど。コリン・ファレルはどう演じていいか分からない感じで終始ブレブレ。監督に大いに問題がありますね。

だらだらしていてイギリス映画っぽい撮り方ですが、監督はアメリカ人です。
『ロンドン・ブルバード』はそんな感じで何もかもがズレている薄っぺらぺら映画でした。

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