『グッドフェローズ』ネタバレ感想 何度観ても飽きないギャング映画の名作


「グッドフェローズ」予告編動画

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「グッドフェローズ」作品情報

1990年アメリカ映画。(原題:GOODFELLAS)
ニコラス・ピレッジのノンフィクション『Wiseguy』を原作に、マーティン・スコセッシが監督したマフィア映画。ヘンリー・ヒルという実在のマフィアを描いた作品でヘンリー役のレイ・リオッタの出世作ともなった。出演レイ・リオッタ、ロバート・デ・ニーロ、ジョー・ペシ、ポール・ソルヴィノ、ロレイン・ブラッコ。ジョー・ペシは1990年のアカデミー助演男優賞を受賞している。

「グッドフェローズ」あらすじ

ヘンリー・ヒルは物心がついた頃から、マフィアの一員になる事を夢見ていた。彼は11歳でマフィアの使い走りとなり、やがて闇煙草の密売や、偽造クレッジトカードの使用などを皮切りに、トラックの荷物強奪などマフィアのメンバーとして犯罪に手を染めていく。ポール・シセロをボスとし、トラック強奪を得意としたジミー・コンウェイ、仲間のトミーらと共に、危ない橋を渡りながら、ワイズガイとしての人生を謳歌していたが…。

「グッドフェローズ」ネタバレ感想レビュー

マフィア映画の傑作「グッドフェローズ」。アメリカの名作ギャング映画ランキングでは「ゴッドファーザー」に次ぐ、第二位に選ばれています。個人的には「ゴッドファーザー」より好きです。マイベストギャングムービーの一つです。

この映画はっきり言ってめちゃくちゃ面白いです。何度も何度も観てますし、時間が経つとまた観たくなる不思議な魅力のある映画です。

テンポのある展開に、劇中を飾るクールな音楽の数々。特に好きな曲は、エリック・クラプトンの「いとしのレイラ」の後半のピアノパートですね。次々と死体が映されるシーンで、何故かこの綺麗なピアノ曲が流れるんです。全くスコセッシはセンスがいいなと思ったものです。

そしてエンディングは、シド・ビシャスの「マイウェイ」です。フランク・シナトラではなく、シド・ビシャスってのがすげえかっこいい!!と思いました。

この映画、普通に映画として楽しめますが、実は映画の登場人物はほぼ全員、実在の人物なんですね。

映画の中の事件、ルフトハンザ強奪事件なども実際に起こったものです。ほんとに事実は小説より奇なりです。こんなハチャメチャな人生の人もいるんですね。
まあ、だから映画になるんでしょうが。

ヘンリーは家族のように育てられてきた仲間を最後に全員裏切るという凄い奴です。

証人台で、父親よりも面倒を見てもらった存在のポーリーを躊躇なく指さすとこなんて笑っちゃいます。肝っ玉座ってます。まあポーリーはニューヨーク5大ファミリーの一つルッケーゼ一家の幹部なんで、指されるには値するのですが。

そしてロバート・デ・ニーロ演じるジミー。ジミーも強奪事件の仲間たちを皆殺しにするという、とんでもない悪人なので、そりゃ指されます。とにかく、ヘンリーは自分に忠実な男です。まだ死にたくねえ、と。

ヘンリー・ヒルは、1980年に証人保護プログラムに入ってから、2012年まで生きていました。保護中も度重なる犯罪の故、保護プログラムから外されることになったようです。彼は結局、仲間を売った後もまともな人生を歩まず、昔の優雅な生活が忘れられなかったのでしょう。彼もまた根っからの犯罪者なのです。

そんなトンデモナイ奴らの人生を描いた「グッドフェローズ」は映画史に残る傑作であり、必ず観るべき1本です。

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