「ダブル/フェイス」感想評価 ニコラス・ケイジ出演のサイコスリラー


「ダブル/フェイス」予告編動画

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「ダブル/フェイス」作品情報

2017年カナダ映画。(原題:Inconceivable)
「リービング・ラスベガス」のニコラス・ケイジ出演による代理出産を題材にしたサスペンススリラー。監督は本作が長編デビューのジョナサン・ベイカー。共演ニッキー・ウェラン、ジーナ・ガーション、フェイ・ダナウェイ。

「ダブル/フェイス」あらすじ

医者であるアンジェラ(ジーナ・ガーション)は仕事復帰のため、若い母親のケイト(ニッキー・ウィーラン)と友達になり、彼女に乳母役を頼む。彼女の娘と共に一緒に暮らすようになるが、アンジェラと夫ブライアン(ニコラス・ケイジ)は、ケイティの隠された過去を知らずに…。

「ダブル/フェイス」感想レビュー評価

ニコラス・ケイジの新作「ダブル/フェイス」。一応主演のようですが、ニコラス・ケイジはあまり出てきません。基本的には若い母親のニッキー・ウィーランとジーナ・ガーションを中心に物語は進んでいきます。

Inconceivableとは『想像を超えた、信じられない』という意味で、卵子提供や代理出産をテーマに扱ったサスペンス映画です。

若い母親役のニッキー・ウィーランがいい味を出しています。影のあるサイコな女性を見事に演じています。オーストラリア出身の元モデルの女優さんで、TVで主に活躍していますね。

ジーナ・ガーションは歳をとってしまいましたが、昔はほんとに美しかったんですよ。「バウンド」という映画では彼女の魅力を存分に堪能できます。スタイルも良くて格好良くてすごく好きだったのを覚えています。ちなみに「バウンド」は「マトリックス」のウォシャウスキー兄弟の初監督作です。

そんな彼女が演じるアンジェラが、徐々にケイトの本性に気づいていくのですが、この女の戦いも見どころの一つです。夫はケイトに騙されていることに全然気づいてなく、逆に奥さんの精神的な病を疑ってしまうという鈍感ぶり。男が若い女性に弱いのは各国共通ですね。ニコラス・ケイジの間抜けな感じがよく出ています笑。

映画の内容は、よくあるサスペンスって感じで大したことはないです。ある家族に入り込んだサイコな女性が徐々にサイコな本性を現していく。よくあるパターン。しかし、代理出産や卵子提供という複雑なテーマを考えると、ケイトのような考えの女性がいても不思議ではありません。自分が生んだのだから、自分の子ですよね。法律的には許されなかったとしても、自分の子であることは間違いありません。

だから「ダブル/フェイス」の根底にあるものは何とも深いテーマなのです。
時間があるときに観てみてはいかがでしょうか。それなりに楽しめます。

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