全世界待望の再タッグ。
マーティン・スコセッシ監督とロバート・デ・ニーロの待望の新作マフィア映画が近く製作されることになりそうです。
しかもNetflixが配給を獲得したので、なんと自宅で観ることができる模様。
タイトルは『The Irishman』。この作品は10年以上かけて準備が進められてきました。スコセッシとデ・ニーロにとっては9作目のコラボとなります。
チャールズ・ブラントの原作『I Heard You Paint Houses』がもとで、25人以上の殺害に関与した実在の殺し屋フランク・“アイリッシュマン”・シーランの人生を描くそうです。「ギャング・オブ・ニューヨーク」のスティーブン・ザイリアンが脚本を書き、ロバート・デ・ニーロがシーランを演じます。
しかもアル・パチーノ、ハーヴェイ・カイテル、ジョー・ペシなどマフィア映画の歴史に名を刻む豪華キャストが出演します。これはほんとにすごい!
近々製作開始される予定で、制作予算はおよそ100億円。カンヌでは映画の海外配給権をめぐり激しい争奪戦が勃発したそうで、近年の最高額である5000万ドルで競り落とされました。また、映画ではVFXを使用して、デ・ニーロを若返らせるシーンも計画されているようです。一体どんな風になるのでしょうか。とても楽しみで今から待ち遠しい!配信開始は2019年予定。
今回のNetflixによる契約獲得は、テレビに加え映画業界でも同社の存在感が勢いを増していることの証でもあります。当初『The Irishman』の製作・配給はスコセッシ監督の『沈黙』を手がけたパラマウントと思われていましたが、社長の辞任騒動などのドタバタ劇のなか、Netflixが契約を奪った形となります。ある事情通は「スコセッシ監督の映画はリスクが大きいから、今のパラマウントがリスクを背負うことは到底無理だ。Netflixとの契約で監督は思った通りに製作できるだろう」と話しています。
フィルムメーカーにとって自由に映画を製作できるということはこの上ない喜び。しかも製作費も豊富で、スコセッシにとってはこれ以上ない最高の環境で映画製作が出来そうです。
『The Irishman』は映画ファンならずとも、大いに期待される作品ですね。
スコセッシの最高傑作としてほしいです。