「マッチスティック・メン」ネタバレ感想 ニコラス・ケイジ演じる間抜けな詐欺師


「マッチスティック・メン」予告編映像

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「マッチスティック・メン」作品情報

2003年アメリカ映画(原題: Matchstick Men)。「グラディエーター」「ブレードランナー」の巨匠リドリー・スコット監督がニコラス・ケイジを主演に迎えて描くスタイリッシュなコン・ムービー。極度の潔癖症ながら詐欺においては芸術的な才能を発揮する中年男が、突然現われた14歳の実の娘に戸惑いながらも2人で新たな大仕事にかかる姿を軽妙に描く。共演は「月に囚われた男」のサム・ロックウェルと「ホワイト・オランダー」で注目されたハリウッドの新星アリソン・ローマン。原作は『さらば、愛しき鉤爪』で知られるミステリー作家エリック・ガルシアの書き下ろし。

「マッチスティック・メン」あらすじ

詐欺師のロイは、極度の潔癖症で、オフィスの電話を毎朝消毒せずにはいられず、下着や靴下を小さくたたんできちんと積み上げないと気が済まない。ツナ缶ばかり食べている彼は、食器が汚れるからと缶から直接食べていた。そんな彼も、詐欺を実行している時だけは潔癖症を忘れ芸術的な手腕を発揮するのだった。ある日、ロイの前に14歳の少女アンジェラが現われる。彼女は離婚した妻との間に生まれたロイの実の娘だった。突然娘と暮らすハメになり困惑するロイだったが、さらに驚いたことにアンジェラは詐欺師の弟子にしてくれと言い出すのだった。

「マッチスティック・メン」ネタバレ感想評価

「マッチスティックメン」はチック症で神経強迫症のニコラスケイジ演じる天才詐欺師が、別れた奥さんの娘とドタバタを繰り広げる、コメディ要素のある人間ドラマです。

笑いあり、哀愁ありのとても面白い映画です。自分がこの映画を観たのはずいぶん昔ですが、いまだに覚えている想い出の映画です。

まずロイが強迫神経症で、目をぱちぱちさせたり、「1,2,3」と呟きながら玄関のカギをガチャガチャしたり、とにかく行動が面白いです。

あまりにもニコラスケイジが役に合ってて、大爆笑しました。こんなにも人の性格の細かい部分を映画のキャラにするなんて、さすがリドリー・スコットだなと思いました。

ロイは仲間とともに詐欺で生計を立てているんですね。そんな折、娘と名乗るアンジェラが現れて、とまどいつつも生活を共にしていきます。

アンジェラは14歳。14歳といえば中学生。多感なお年頃です。アンジェラはティーンエイジャー独特の多感ぶりでロイを困惑させます。はじめはアンジェラの存在がうっとおしかったロイですが、段々とアンジェラに対する愛情に目覚めていきます。

ここまでは父と娘の交流が描かれる普通の映画。
アンジェラ可愛いなーとか思いつつ、自分も観ていました。

ところがどっこい、映画は普通には終わりません。最後は大どんでん返し!!
自分もすっかり騙されてしまいました!
ここで詳しくは言いません。是非映画「マッチスティックメン」を観てください。

ロイは一連の騒動後、自分が勤めているカーペット屋で、偶然アンジェラに出会います。そこでロイはあんまり問いつめることもなく、元気なのか?とアンジェラを気遣います。自分は、すごくアンジェラに対してムカついていたのですが、ロイは心の広い良い奴でした。

このシーンの二人の間というか、ぎこちないやりとりが自分は好きです。ロイの哀愁も漂っていました。そしてロイも足を洗って、新しい幸せな人生のスタートが始まっていくから、許せたんだと思います。

数ある詐欺映画のなかでも、マッチスティックメンは秀作で良い映画でした。
おすすめできる映画です。

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