『グレイテスト・ショーマン』ネタバレ感想あらすじ 実話ミュージカル!


『グレイテスト・ショーマン』予告動画

スポンサーリンク

『グレイテスト・ショーマン』作品情報

2017年アメリカ映画(原題:The Greatest Showman)。
19世紀の実在の興行師P・T・バーナムの半生を本作が初監督のマイケル・グレイシーが描くミュージカル映画。出演ヒュー・ジャックマン、ザック・エフロン、ミシェル・ウィリアムズ、レベッカ・ファーガソン、ゼンデイヤ。

『グレイテスト・ショーマン』感想評価

『グレイテスト・ショーマン』は19世紀に活躍した実在の興行師P・T・バーナムの半生を描いたミュージカル映画です。

観客の評価は高く、批評家の評価は低いという稀有な作品で、口コミで人気が広がり世界中で大ヒットを記録しました。

音楽は『ラ・ラ・ランド』の作詞を担当したベンジ・パセックとジャスティン・ポールが手掛けており、主題歌の「THIS IS ME」はアカデミー賞にノミネートされ、サウンドトラックもヒットを飛ばしています。

『グレイテスト・ショーマン』は一応伝記映画ですが大分脚色されているので、実際のP・T・バーナムと映画の主人公は別人と考えたほうが良さそうです。

当時はフリークと呼ばれる人々に人権という考え方はなかっただろうし、バーナムも見世物小屋として興行していました。ですので、映画のような君らが輝ける場所!という発想はバーナムにはなかったでしょう。バーナムはホラ吹きとしても有名で、興行のために誇大な宣伝をしていました。

それはさておいて、『グレイテスト・ショーマン』はミュージカルが苦手な自分でも楽しく観れたなあという感想です。

物語はありきたりでシンプルですが、展開がサクサクと進むので飽きさせません。1曲で少年時代から青年時代へと成長するのは最高です。そこでもう観やすいわコレ!となります。

音楽はいい曲が多く盛り上げも上手いので、ミュージカル嫌いの人も観やすいと思います。音楽が癪に障らないというか自然に物語に馴染んでいる印象で、スッと入ってきました。ミュージカルでないドラマ部分も多いので、普通に成功物語として観れば楽しいと思います。

『グレイテスト・ショーマン』はザッツ・エンターテイメントと呼ぶにふさわしい。劇場の大音響と映像の迫力で感動もさらに膨らむでしょう。

また、マイノリティ社会に光を当てた描き方は今の時代に即していて良かったと思います。マイノリティの人々がもっと映画やメディアでの活躍を広げれば、それが当たり前となり差別や偏見も減るんじゃないでしょうか。

『inclusion rider』なんて契約もありますし。アメリカ映画には小人症の俳優が結構多いのですが、日本ではなかなか見ませんよね?なぜでしょう。

さて、ここからは映画『グレイテスト・ショーマン』のあらすじを簡単に解説していこうと思います(ネタバレ)。



スポンサーリンク

『グレイテスト・ショーマン』ネタバレあらすじ

P・T・バーナム(ヒュー・ジャックマン)って人は野心家で行動力が半端なく、少年時代からそれを発揮しています。

物語前半


父の仕事で良家の屋敷に出入りしていたバーナム少年は、そこの令嬢チャリティ(ミシェル・ウィリアムズ)と恋に落ち、娘に近づくな!と良家の親から言われてたんですが文通していて、青年になって迎えに行き結婚します。

ニューヨークに移り住み、娘達にも恵まれ幸せに暮らしていましたが、勤めていた会社が倒産し窮地に。

でも倒産した会社の沈没船の登録証を勝手に持ち出し、それを担保に銀行からお金を借ります。普通にヤバイ奴です。ちなみに本物のバーナムは前科もちです。

んで借りたお金で「バーナム博物館」をオープンしますが客足がなく、今度は小人症(親指トム)や大男、全身タトゥー男、髭を生やした女性などを出演させるフリーク・サーカスを始めます。

これが大当たり!この成功で富を築きます。ついでに劇作家のフィリップ・カーライル(ザック・エフロン)を仲間に引き入れます。

でも興行が批評家から酷評されたり、街の人々から抗議を受けたり、娘も苛められたり散々なので、名声に箔をつけたいと思っていた折に、フィリップのコネでヴィクトリア女王に謁見しちゃいます。

物語後半


そこでヨーロッパ随一の歌手ジェニー・リンド(レベッカ・ファーガソン)と出会います(ジェニー・リンドは実在の人物。映画ではローレン・オルレッドが歌の吹き替えを担当)。

彼女を使ってアメリカ公演し、上流階級にも認められようって企みます。

これが成功したもんで、バーナムはサーカスの劇団員を粗雑に扱います。俺は上流階級の仲間入りだ、お前らはあっち。という感じ。

ジェニー・リンドの全米公演は大成功のまま進みますが、ツアーの途中、ジェニーから好意を受けたバーナムがこれをやんわり拒否すると、ジェニーが怒ってツアーを途中で降板してしまいます。また、最後の舞台でジェニーに不意にキスされたバーナムの写真が新聞に載り、スキャンダルになります。

地元に帰ると反対派によってサーカスの劇場は燃やされ、負債で邸宅は差し押さえられ、妻は怒り出ていき、という最悪な状況に。

全てを失ったバーナムが絶望に暮れていた時、傍に寄り添ってくれたのはサーカスの劇団員たちでした。調子に乗っていたバーナムは大切なものにようやく気づき、原点に立ち返ります。

ラストは家族も元に戻り、フィリップのお金でサーカスも再建し、野外テントサーカス「グレイテスト・ショー」で大成功しているバーナムの姿がありました。終わり。

まとめ

成功と名声ばかりに気を取られ、家族や劇団員といった自分を形作ってくれた人々をおざなりにした結果、バーナムは全てを失いました。

そんなバーナムを支えてくれたのは、他でもないサーカスの劇団員たち。彼らはバーナムに粗雑に扱われても決して彼を見捨てませんでした。

人は欲望に目がくらむと、そばにある大切なものを見失ってしまう時があります。『グレイテスト・ショーマン』は、そんな大切なものや人を思い起こさせてくれるミュージカル映画です!

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

関連記事