『マグニフィセント・セブン』感想評価 今更感の西部劇


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作品情報

2016年アメリカ映画。(原題:The Magnificent Seven)
黒澤明監督の時代劇「七人の侍」をハリウッドリメイクした往年の名作「荒野の七人」をリメイクした西部劇。「トレーニングデイ」のアントワン・フークア監督と主演デンゼル・ワシントンが今作でもタッグを組み、「ジュラシック・ワールド」のクリス・プラット、「ガタカ」のイーサン・ホーク、韓国人俳優イ・ビョンホンなど豪華スターが脇を固める。

あらすじ

ローズ・クリークの町の住人たちは悪徳実業家のバーソロミュー・ボーグに苦しめられていた。夫マシューを殺されたカレンは、テディQと共にボーグを倒すために助っ人を探しに町を出て、賞金稼ぎのサムを中心に、ギャンブラー、流れ者、ガンの達人など7人のアウトローを雇う。最初は金のため町を守ることになったサムらだったが、いつしかその目的が金だけではなくなっていることに気付く。

感想・評価

「七人の侍」をリメイクした「荒野の七人」をさらにリメイクした作品「マグニフィセント・セブン」。町を支配する無法者を追い出すため、町人たちは7人の腕の立つガンマンを雇い立ち向かう爽快西部劇です。

早撃ちやライフルの名手、ナイフの達人、ネイティブアメリカンなど個性的なキャラが勢ぞろいですが、いかんせん描き切るには人数が多い。

それぞれのちょっとしたエピソードがあって、後はいざ決闘へ。それだけの映画です。なんで今更、この映画を撮ったのか理解に苦しみます。

リメイクした割には、「荒野の七人」より内容は薄い。アクション要素に重きを置いたのでしょうか。それはそれで楽しめますが、真新しさというものがまるでないのがガッカリしました。

銃撃戦が凄いといっても、そうでもありません。よくある感じでした。ガトリング砲って。あんなに遠くから撃って、町民や仲間が次々と倒れて一気に形成が逆転て。なんて陳腐な描き方だろう。これはひどいな、と思いました。ピンチを演出したかったのだろうけど、映画を台無しにした感があります。

それをやるなら、敵の数が圧倒的に多くて、ピンチピンチの連続にしたほうが良かった。これなら「ヤングガン」の銃撃戦のほうが全然面白かったです。

これが西部劇の王道だ!と言われても、もう一度言いますが、なんで今更?と感じざるを得ません。それこそ西部劇の王道は何度も何度も描かれてきたはずです。

この映画は星5つで評価するなら、0.5です。バンバン格好いい撃ちあいを観たいなら「ヤングガン」を観ることをおすすめします。「マグニフィセント・セブン」はそんな映画でした。

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