『シークレット・アイズ』ネタバレ感想とあらすじ ジュリア・ロバーツ&ニコール・キッドマン初共演!


映画『シークレットアイズ』予告動画

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作品情報

2015年アメリカ映画(原題:Secret in Their Eyes)。
第82回アカデミー外国語映画賞を受賞した2009年のアルゼンチン映画『瞳の奥の秘密』をハリウッドリメイクしたサスペンススリラー。監督・脚本は『ニュースの天才』のビリー・レイ。主演に『それでも夜は明ける』のキウェテル・イジョフォー、ジュリア・ロバーツ、ニコール・キッドマンが並ぶ。他キャストはディーン・ノリス、マイケル・ケリー、ジョー・コール、ジョー・コール、アルフレッド・モリーナ。

『シークレット・アイズ』あらすじ

元FBI対テロ捜査官だったレイ(キウェテル・イジョフォー)は、パソコンで受刑者たちの写真を眺めながらある男に気づく。その男は13年前、レイの同僚のジェス(ジュリア・ロバーツ)の娘を殺した犯人によく似ていた。犯人に間違いないと確信したレイは、その写真を持ち13年ぶりに以前の職場を訪れる。そこには昔好きだったクレア(ニコール・キッドマン)が検事としてまだ働いていた。レイはクレアに事件の協力を呼びかけるが…。

『シークレット・アイズ』ネタバレ感想と評価

映画『シークレット・アイズ』の感想評価とラストまでのネタバレがありますのでご注意ください。

『シークレット・アイズ』は、ジュリア・ロバーツとニコール・キッドマン初共演のサスペンス映画です。

アルゼンチン映画『瞳の奥の秘密』をアメリカを舞台にリメイクしたもので、内容は若干違いますがほぼ似ています。ジュリア・ロバーツがスッピンで出ていて、めちゃくちゃ老けてみえるのが見所です。冗談です笑。

『瞳の奥の秘密』では、殺されるのは主人公と関係のない他人の新婚妻ですが、『シークレット・アイズ』では主人公レイ(キウェテル・イジョフォー)の同僚ジェス(ジュリア・ロバーツ)の娘が殺されます。そういう訳で、娘を殺された母親のやつれた感を出すために、すっぴんで老けた印象のジュリア・ロバーツです。

感想は、この映画はリメイクとしてはかなり駄作だと思います。全然面白くありません。

特に主人公と女性上司との恋が違和感ありまくりで、ミスキャストとしか言いようがない。映画を観ていて、キウェテル・イジョフォーとニコール・キッドマンが恋に落ちるというイメージが全く湧かなく、それがこの映画をダメにした要因だと思います。ストーリーはなかなか面白いと思うんですけどね。

物語は、13年前と現在をいったり来たりします。

13年前にレイの同僚ジェスの娘がレイプ殺人されて悲しみに暮れる中、犯人は意外とあっさり捕まります。でもこの犯人が、テロ情報を警察に流す情報屋なので、殺人事件よりもテロを重視する警察上層部によって釈放されてしまいます。そして証拠も権力によって揉み消されて、レイは左遷されるという結果になります。


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それから13年経って、レイが当時の犯人を見つけて、事件を解決するために戻ってきます。ジェスからすれば有難迷惑な話ですが。それで勝手に捜査して、当時の犯人に似ている容疑者を追い込んでいくのですが、その容疑者はただ似ているだけであって、別人というオチです。

その間にレイと女性上司であるクレアとの微妙な関係が描かれるのですが、男女の微妙な距離感というより、レイがちょっと気持ち悪い男に見えてしまって、映画を台無しにしています。

そして驚愕のラストは、結局真犯人は13年前にジェスが個人的に捕まえていて、自分の家の牢屋にいれていました。犯人を殺すより終身刑にして、ずっと苦しみを与えたいという考えからでした。

それにしても主人公のレイっていう男は、昔の事件をぶり返して、勝手にひとり暴走して、人妻を奪おうとしたり、最後にジェスに犯人を殺させたりと、もうメチャクチャな奴です。ジェスに銃を渡して穴を掘りだすとか完全に主犯じゃないか笑。

ですから『シークレット・アイズ』は、「レイのハチャメチャ暴走劇」という題名で良いと思います。

本当のテーマは、法では裁けない犯人を正義のもと個人が裁きを下す、という深いテーマであるはずですが、この映画はそんなこと気にしちゃいません笑。なので評価は40点。

同じようなテーマなら『イン・ザ・ベッドルーム』という素晴らしい映画があります。

『シークレット・アイズ』別題「レイのハチャメチャ暴走劇」は、面白冒険活劇としてご覧ください!

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