「セッション」ネタバレ感想と評価 才能と狂気のジャズドラマー


『セッション』予告編動画

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「セッション」作品情報

2014年アメリカ映画。(原題: Whiplash)
新鋭デミアン・チャゼル監督・脚本によるジャズドラマーを目指す学生の奮闘を描いた音楽ドラマ。数々の映画賞で旋風を巻き起こし、第87回アカデミー賞で作品賞を含む5部門にノミネートされ、J・K・シモンズが助演男優賞を獲得した。主演マイルズ・テラー、共演J・K・シモンズ、ポール・ライザー、メリッサ・ブノワ。

「セッション」あらすじ

名門音楽学校へと入学し、世界に通用するジャズドラマーになろうと決意するニーマン(マイルズ・テラー)。そんな彼を待ち受けていたのは、鬼教師として名をはせるフレッチャー(J・K・シモンズ)だった。ひたすら罵声を浴びせ、完璧な演奏を引き出すためには暴力をも辞さない彼におののきながらも、その指導に必死に食らい付いていくニーマン。だが、フレッチャーのレッスンは次第に狂気じみたものへと変化していく。

「セッション」ネタバレ感想と評価

「セッション」は公開当時かなり話題を呼んだことは記憶に新しいと思います。いかなるものかと私も観ましたが、なんだか訳の分からない映画だったというのが感想です。

ジャズ青春映画かと思いきや、そうでもない。

プロドラマーを目指す若者の、練習としごきの日々。鬼教師の鬼のしごきに鬼の形相で鬼のように耐える。指には血豆が出来てスティックもまともに握れなくなる。罵声を浴びせられ、ビクビクしながら、それでも懸命にドラムを叩く。

ここまでの「セッション」は、なかなかの青春映画だと思いました。

が、ここから物語がおかしくなります。

首席演奏者を兼ねた大会で、主人公のニーマンは遅刻してしまう。しかもスティックを忘れて、それを取りに戻り、途中で事故にあう。それでも血まみれになりながら、なんとか会場に着きステージに上がるが、右手が使えなくなって演奏ができない。当たり前だ、事故にあったのだから。

ここはもうただのホラー映画。狂気の世界。

結局フレッチャーに「終わりだ」と告げられ、急にキレて、ステージ上でフレッチャーに飛びかかろうとする主人公。

このはちゃめちゃぶりは何事だろう。可笑しさ極まりない。なんで急に事故った笑。それを入れちゃう意図は??

んで結局、学校を辞めることになり、ふらふらとする主人公。
なんだこの展開。笑ってしまった。
プロのジャズドラマーを夢見る男の奮闘から一転、ただの男の人生映画に。

どうなるかと思いきや、偶然フレッチャーと再会し、また音楽を一緒にやろうと言われ、フェスティバルに誘われる。しかし、フレッチャーは実はステージ上で復讐を企んでいた。

主人公はまたまたキレて、最後の狂気のドラムソロへ。っていう映画です。

ぽかーんとしてしまった。ただただ、ぽかーんとした。
なんでこんな映画が素晴らしいとか絶賛されたのだろう。

脚本も練られた感じは全くなく、急遽沸いたアイデアをつなぎ合わせた感じがした。「セッション」はただのハプニング映画です。それ以上でも以下でもない。

物語のインパクトが強くて、物珍しさに評価されただけだと思います。
「セッション」は、はっきりいってしょーもない映画でした。

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