「マイレージ、マイライフ」感想評価 情けない男の人生譚


「マイレージ、マイライフ」予告編映像

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『マイレージ、マイライフ』作品情報

2009年アメリカ映画(原題:Up in the Air)。
『JUNO/ジュノ』でその才能を高く評価されたジェイソン・ライトマン監督がウォルター・カーンの同名小説を映画化。ジョージ・クルーニーを主演に迎えて描くハートフル人間ドラマ。共演に「ディパーテッド」のヴェラ・ファミーガ、「トワイライト~初恋~」のアナ・ケンドリック。

『マイレージ、マイライフ』あらすじ

仕事で年間322日も出張するライアン(ジョージ・クルーニー)の目標は、航空会社のマイレージを1000万マイル貯めること。彼の人生哲学は、バックパックに入らない荷物はいっさい背負わないこと。ある日、ライアンは自分と同じように出張で各地を飛び回っているアレックス(ヴェラ・ファーミガ)と出会い、意気投合するが・・・。

『マイレージ、マイライフ』感想(ネタバレなし)

言わずと知れた色男ジョージ・クルーニーが、企業のリストラ対象者に解雇を通告する“リストラ宣告人”となって全米を飛び回る、エリートビジネスマン役の映画「マイレージ、マイライフ」。

ジョージ・クルーニーのカッコ良さとダサさが入り混じった、そんな映画です。

主人公ライアンは全米を飛行機で飛び回っているので、マイルが溜まる溜まる。マイルをためることと、女と遊ぶことが人生の目的となっている男です。

その旅の途中で、魅力的な女性と出会い仲良くなるのですが、何度も逢瀬を重ねているうちに、だんだんとクルーニーは本気になっていく自分に気づくんですね。

しかし、女性のほうはそんな気持ちじゃない。女性のほうがしたたかです。あなたのことはただの遊びなのよ?あなたもそうじゃないの?って。

本気になりかけていたクルーニーは、完全に打ちのめされてしまいます。その時、自由に生きてきた色男は、人生について改めて問い直したのでしょうか。

それにしてもヴェラ・ファーミガ演じるアレックスは、本当にしたたかで恐い女性でした。女性の本性を垣間見た感じで、男性諸君はガクブルでしょう。

この映画は、脚本は良いと思いますよ。ただ、ロケハンが適当すぎて、映像がとても汚い印象を受けます。というより、画(え)が良くないです。撮影がへたくそなんでしょうか。

パーティーのシーンがあるのですが、最高にダサい映像になっています。もっとちゃんとしたセットを組むお金がなかったのかな、と疑います。笑

あと、キャストもジョージ以外は、ミスキャストだと思います。

アナ・ケンドリックちゃん。まあ可愛らしい子だとは思うんですが、この映画の彼女は残念ながら、ちっとも可愛くないです。早口で可愛い仕草を彼女なりに見せるのですが、全然可愛くないんです。

この子とアレックス役の人をもっと魅力的な俳優に代えて、ロケハンもいい場所で撮影して、きちんと綺麗に撮ればもっといい映画になったのに、もったいないなと思います。

パーティーシーンのあのダサさ加減、ひどかった。。。

話自体は独身貴族の男の悲哀、そして家族とは?とかが描かれていて面白いんだけどなー。「マイレージ、マイライフ」は、ほんともったいないと思った映画でした。まあ悪くはないので、暇なときに観てもいいんじゃないでしょうか。

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