「レザボア・ドッグス」90年代を代表する犯罪系ベストムービー

「レザボア・ドッグス」90年代を代表する犯罪系ベストムービー


【作品情報】

1992年アメリカ映画。
奇才クエンティン・タランティーノの長編デビュー作で、宝石店襲撃を企む強盗たちの確執を描いた傑作犯罪映画。監督・脚本・出演も兼ね、タランティーノの名を世に知らしめた。出演ハーヴェイ・カイテル、ティム・ロス、マイケル・マドセン、スティーブ・ブシェミ、クリス・ペン。

【あらすじ】

強盗のために集められた、お互いに素性を知らない人間6人がコードネームとして「色」を使ってお互いに名前を呼び合い、宝石強盗計画を実行したが、事前に警察はこの宝石強盗を把握しており、Mr.ホワイトと重傷を負ったMr.オレンジは命からがらアジトに逃げ帰る。そこにMr.ピンクがアジトに到着し、「この中に裏切り者がいる」と言い始める。

言わずと知れた犯罪映画の傑作「レザボア・ドッグス(原題:Reservoir Dogs)」。ビデオ店でバイトする映画オタクの兄ちゃんを世界的な有名監督にのし上げた原点である。

初めてこの作品を観た時、かなりの衝撃を受けたのを覚えている。なんて格好いい映画なんだ!と。子供のようにワクワクドキドキが止まらなかった。時間軸を自在に操り、各キャラクターの魅力を短い時間で見事に描き出した。低予算ながらも、こんな凄い作品を撮る監督は余程の人物だろうと思ったら、オタクっぽい容姿のダサイ人だった。こんな人が、このようなセンスの良い作品を作るんだなと、そのギャップにも驚いた。

物語は、レストランでの「ライク・ア・ヴァージン」の歌詞の解釈を巡る会話から始まる。タランティーノ映画の特徴として〝意味のない会話”をよく織り交ぜる。一見どうでもいい世間話。しかしこれによって各キャラクターの人物像を浮き彫りにさせるのだ。各キャラクターの人物像の詳細な説明がなくても、意味のない日常会話の中から、キャラクターの性格や嗜好が垣間見える。

「レザボア・ドッグス」は劇中の音楽もスーパークールだ。センス良すぎ。Kビリーのラジオから流れる70年代の格好いい曲の数々。サウンドトラックで何回聞いたことだろう。特にオープニングで使われるジョージ・ベイカー「リトル・グリーン・バック」は、この映画のおかげで、もはや知らない人はいないくらい有名になった。名曲の再発掘である。

そして映画を語るうえで外せないのが、従来の映画にはなかった時系列の構成だ。時間軸を縦横無尽に飛ばすことで、物語の全貌が徐々に明らかになっていく。公開から20年以上も経った今では使い古された手法だが、当時は斬新だった。圧倒的な映画センスを感じた。

またそれだけではない。ティム・ロスやマイケル・マドセン、スティーブ・ブシェミなどの個性あふれる俳優を発掘した映画でもある。

タランティーノは天才だろうか、それともただの映画オタクだろうか。どっちであるかは人それぞれの判断に任せたいが、ただ、これだけは言える。センスだけは抜群である。彼は膨大な数の映画を見ているので、過去の映画の良いところを継ぎはぎするのが非常に上手だ。

オマージュなのか、パクリなのか。
それこそ誰も知らないような映画のシーンをそのまま自分の映画に使ったとしても、それはもう彼のオリジナルになってしまうのだ。その様な、継ぎはぎのセンスは群を抜いていると思う。

いやはや「レザボア・ドッグス」は90年代を代表するベストムービーの一つである。今見ても色あせない犯罪映画の傑作。観てない人は、絶対に観るべき作品である。

「レザボア・ドッグス」予告編映像

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